エニグマ 425
- kozuma06
- 2023年2月1日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年2月8日
デザイナー:内山 章一
浮遊感のある柔らかな光
宙に漂う4枚の光のウイング。光の彫刻のような印象が、洗練された日本のミニマリズムを感じさせます。グレアを完全にカットする4枚のアクリルシェードは極細のワイヤーで吊られています。柔らかい透過光を下方にたっぷりととどけます。光源の光を直接受けるシェードの上面はマット仕上、下面は光沢仕上げとしています。2004年iF賞受賞。
エニグマ 425 は、2003年に日本人デザイナーの内山章一がデザインしました。内山がルイスポールセンに提案したデザインは、極細ワイヤーで吊られた複数のシェードが浮遊するように見える、軽く透明感のあるスタイルでした。そのアイディアはルイスポールセンのデザイン・フィロソフィーと一致したばかりでなく、眩しさを遮る複数シェードシステムの新たな解釈となりました。日本の優雅な美と、スカンディナヴィアの簡素性の融合です。エニグマとは「謎」を意味しますが、点灯時に遠くから見るとシェードが宙に漂っているように見えることから命名されました。2018年には、新しいブラック・ヴァージョンが加わって用途が広がりました。静かに光をかたちづくるブラックは、より落ち着いた雰囲気を醸し出す効果があります。


















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